友人がアサヒビールにいた影響もあり何となくアサヒビール党の私ですが、昨年はアサヒ生ビール「マルエフ」の復活(リボーン?)は良かったですねー。売れすぎで一時販売休止にもなったほどでした。ゴージャスな黄金の缶デザイン、ガッキーの癒されるCMもさることながら、スーパードライとは異なるまろやかな美味さが私はツボにはまりまして、それ以降ビールを買うのはマルエフばかりです。缶デザインも懐かしさのあるレトロ感と味わいをうまく表現できている気がします。
先代のアサヒ生ビールが生まれたのは1986年で、TVCMといえばプロゴルファー二人と尾崎紀世彦の歌う「♪サマーラブ♪」の爽やかなイメージが心に残っています。その後ビール業界に革命を起こす「スーパードライ」が発売され、90年代にマルエフの缶ビールは姿を消していったそうです。それ以来の復活というわけです。昨年はアサヒビールの攻めの意識を感じていました。で、ここにきてさらに、また新たに「スーパードライ」の36年目の全面リニューアルだそうです。怒涛の攻めですねー。
ブランドの中身も外見も一新するというのは非常に勇気のいることだと思います。ただ、酒税法の改正や若者のお酒離れなど大きな時代変化のうねりに適応していかなければ、たとえ王者のブランドとしても生き残っていくのが難しい昨今だという判断なのでしょうか。マーケティングの古い教科書に載っている4P(プライス、プレイス、プロダクト、プロモーション)を全面的に見直していくのは新製品投入以上にたいへんな作業だと思います。
新スーパードライは2月くらいから製造を切り替えていくそうで、今から店頭に並ぶのが楽しみです。同時にどんなプロモーション、CMや広告展開が行われるのか、同業者としてもたいへん興味があります。
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