家から会社までの通勤路に、その場所にそぐわない南国風の巨大な植物が群生しているのですが、1月中旬の寒い時期になんと開花しているではないですか?!本体はアロエ風のとんがり葉っぱが広がっていてそれ自体は特に珍しいというわけではないですが、注目すべきは本体中央部分からニョキニョキと1メートル近く伸びた茎。太くて長いアスパラガスのような異様な姿です。その姿もさることながら、今日歩いていて初めて気づいた冒頭の花が咲いた姿がまた異様です!南国風の植物なのになぜこんな寒い時期に開花するのか?どうしてこんな場所に大きく育っているのか?そもそも名前は何なのか?わからんことだらけでしたのでいつものようにググってみることにしました。
最近は画像をネットにアップすればどんなものかが判別できる便利な機能がありまして、早速 images.google.com にiPhoneで撮影した画像をアップしてみました。すると植物の名前として「century plant」という回答がありました。類似の画像も紹介されており、見てみると大方この植物だろうと思います。「century plant」は日本名「竜舌蘭(リュウゼツラン)」らしいです。名前は聞いたことがあります。確かにその名のごとく、竜の口から長々と伸びた舌のような茎。しかもこの植物は花を咲かせるまでに数十年を要するものが多いとのことで、そんな歴史的な開花を目撃できたことはささやかな事象ではありますが私にとっては大きなニュースとなりました。貴重な出来事に遭遇できたのは何か良いことの前触れか。。。ちなみに「century plant」という英語名は100年に一度花が咲くという大げさな誤認から来ているようです。
画像判別機能はAIがなせる技だろうと思いますが、ますます進化していることに驚かされます。みんなが検索し、画像をアップすることでAIはさらにデータを蓄積し累乗的に進化するでしょう。それと同時に撮影した場所や撮影機種、日付や天気などすべてのデータを提供してあげてしまっていることにもなります。便利だからとすべてをさらけ出してしまってよいのだろうか、という一抹の懸念も残る今日この頃です。
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